プレゼンのツボ

プレゼンは

プレゼンというのはプレゼンテーションの略で、自分の計画などをみんなの前で発表して説明することです。
探究学習の結果や理科の自由研究などの宿題をみんなの前で発表するという学校も増えているようです。大学のAO入試などでも取り入れられるようになってきました。
せっかく苦労して完成した自由研究レポートなのに、下を向いて棒読みでは・・・。みんなに理解してもらい、印象に残るような発表に。ということで、プレゼンのツボは・・・

事前準備

  • 聞く人はどんな人?(聴衆分析)  同級生なのか審査員の先生なのか。
    同級生なら実際に自由研究をやった自分より知識が少ないはず。
    → 用語の説明も必要、ていねいな説明を。
    大人の審査員なら自分より専門知識が多いと考えられる。
    → 基本的なことを説明する必要はない
    他の学校の先生なら、私の学校のことはよく知らないはず。
    → 必要に応じて学校や地域の説明も入れて
  • プレゼンの予行練習
    発表原稿をつくり、予行練習で発表が時間内におさまるかを確認

発表原稿は

あいさつ

みなさん、こんにちは。3年A組31番の山田花子です。これから「みんな大好きクマゼミの一生」について発表します。
→ 決まり文句なので、照れずにどうどうと。

オープニング

聞く人の注意を引くために

  • 問いかけ 誰かに答えてもらうのではなく、聞く人全体に問いかける。例えば、
    ・クマゼミの鳴き声って、知っていますか?
    ・クマゼミがどうやって羽化するか、想像できますか?
    → 聞く側は、「えっ!」と注意を向けるはず
  • まず要約して結論を
    ・自由研究の大まかな内容と結論を先に言ってしまう
    → 聞く側は「どうしてそうなるの?」と思いながら注意深く聞くは

研究内容の発表

自由研究レポートに沿って、動機、目的、実験方法、結果、考察の順に。特に動機はていねいに。

  • 具体的な説明を
    → 聞く側は、数値データがあると思わず納得
  • いくつかの結論が出た場合には、長い話になるときには
    ・セミの成虫について3つのことわかりました。1つめは・・・2つめは・・・
    という具合に
    → 聞く側は頭の中を整理しながら聞くことができるはず

終わりの言葉

以上で発表を終わります。ご静聴ありがとうございました。(場合によって感謝の言葉を)
これも決まり文句なので。もじもじする必要はない。どうどうと。

印象深いプレゼンにするために

姿勢正しく、聞く人達の顔を見ながら

  • 意味もなく手を動かしたり姿勢を変えたりしない(ユーチューバーに多い).  特に初めと終わりのあいさつは姿勢に気をつけて
    → 聞く側も落ち着かない。 内容に自信がないときにごまかすのにはよいかも。
  • 身振り手振りも入れて 強調したいところでは手や体を動かして
  • 話し方のメリハリ
    強調したい部分は工夫して
    少し大きな声で、   ・クマゼミというのは、大きいセミなのです。
    言葉を引き延ばして、 ・クマゼミというのは、おーーきいセミなのです。
    間をとって     ・クマゼミというのは、・・・・・・大きいセミなのです。
  • グラフなどを示しながら
    模造紙に図やグラフを書くとわかりやすい。高校生ならパソコンでパワーポイント利用で。スライド形式でつくり,印刷もできるのでA4サイズの紙を模造紙に貼り付けることも。
    ただし、事前に資料を配ると話を聞いてもらえないことも。資料はある程度の話をしたあとの方がいいかも。